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BLOG


みやじ けいこ 展|天プラ・セレクションVol.101
繰り返し、流れていく日々の生活の中で、自分が記憶しているものの中には「確かに自分のものだ」 「本物だ」 と思える記憶は一体どれくらいあるのでしょうか。 私は子どもを育ててきた中で、たくさんの写真を撮りました。自分ではない命の責任を負いながら、あっという間に時間が過ぎていく...


廣山宏樹 Hiroki Hiroyama/アートスペース天ノ屋
イラスト制作、ライブペイント、看板制作、絵画制作、アート企画サポート ファッションイラストをベースに多種多様な作品を制作しています。 料理の絵が得意で、フードメニューのイラストや料理の絵、看板なども制作できます。 イベントでのライブペイントや、アート企画のサポートもさせて頂...


松村 晃泰 展|視線の行方|天プラ・セレクションVol.95
天気が悪くなってくると祖母は 「景色悪なってきたな〜」と言っていた。 いつの間にかその言葉が染み込んだ。 仕事をして家事をして。 時々…石を彫りガラスを磨く。 日々の積み重ねが染み込み糧となる。 思い描いた毎日とは少し違うが、 思いがけない景色に出会う楽しさがある。...


諸川 もろみ 展|ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ|天プラ・セレクションVol.92
一年ぶりに岡山の匂いを嗅いだ。いつも通りだった。 久しぶりに実家の猫に会った。一年ぶりでも私のことを覚えていた。 前よりも少し太っていた。 幼少期の私が言い間違えたポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプは、 あの頃には絶対にポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプだった。...


原田 よもぎ 展|青い国の話|天プラ・セレクションVol.91
「字のない物語を描く」 わたしの絵を描く上での大きなテーマです。 人が物語を想像したとき、その中には香り・音・時間・温度・ 風・季節・空気などすべてが含まれています。 私にとって一枚の絵は、何ページにもなる言葉よりも 多くを語り、無限の想像をさせてくれるものです。...


福井 一尊 展|在るものと 見えるものと|天プラ・セレクションVol.86
我々は光を目で捉え、脳で色として認識し、その色の違いによって形を感じている。その当たり前の不思議さに、今回私は「在るものと見えるものと」と題した三つの空間作品でアプローチした。 1つ目は、色彩の不思議である。大きくシンプルな形が確かに存在しているのだが、蛍光色に光を存分に与...


丸山智代展|私の秘密の住人たち|天プラ・セレクションVol.67
銅版画の魅力は、まるで錬金術師のように、色々な道具を使い、長い時間をかけて、ただの銅の板を「版」に変えていく工程にあると思う。直接ビュランで彫ったり、針で傷をつけたり、または酸で腐蝕させたりしながら描き、刷り上がりをイメージしながら製版する。プレス機で紙にインクで絵は印刷さ...


三宅良史展|日本画×インスタレーション|天プラ・セレクションVol.65
天神山文化プラザ、記憶が曖味ですが高校美術展の様な催しで展示した記憶が有ります。それが確かなら凡そ30年ぶりとなります。東京から地元に戻って12年経ちますが、存在すら忘れて打ち合わせの為に訪れた際に懐かしさがあったのはその所為かもしれません。よくぞ残っていてくれました。この...


真部剛一展|虚実皮膜|天プラ・セレクションVol.62
私は今までに中国の黄土高原に住む方々、ジモトに住むホームレス、障害のある方、瀬戸内海の島に住む高齢の方、在日コリアンの方々と長期的に関わらせていただきました。本展覧会では、その関わりのなかから見出された問題を、ワークインプログレスの作品として発表いたしました。...


胡桃澤千晶展|かげろうエレジー|天プラ・セレクションVol.61
2011年の東北の震災、大津波から4年が経ちました。 水をテーマに制作活動してきた私にとって、 今まで携わってきた水とは違う別の一面と向き合うことになりました。 地上の生命を育む一方で、全てを奪う存在にもなり得る水。 古来より人は、その力に畏敬の念を抱きながら水と共に暮らし...


藤原裕策展|ゴルゴダ ―展翅のささやき―|天プラ・セレクションVol.59
細胞のDNAに記録された遺伝情報は、複製されて子孫に伝えられ、生物は進化してきました。DNAの複製では、ほんのわずかな違いが万人に日々生じているそうです。もしDNA複製がコンピューターのように確実に繰り返されていれば、個性は生まれず、生物の多様化も起こらなかったのかもしれま...


中山 秀一 展|記憶のレイヤード|天プラ・セレクションVol.56
今回の天プラ・セレクションにおいては、第3展示室・中二階展示室・第4展示室の一連の空間の「見立て」からはじまりました。 普段、海岸で制作を行うことの多い私は、中二階展示室を小高い「岬」とし、眼下に広がる第3展示室にいつもの見慣れた海岸を、第4展示室に現代の都市を想定しました...


光延 由香利 展|山が在ること|天プラ・セレクションVol.47
今回の展示に際して最も気を使ったのは、会場の構成でした。私が近年描いている「山」の姿を通し、大小様々な生命が集合して大きなエネルギーを生み出している、その圧倒的なスケール感をなんとか表現できないものかと頭を捻りました。まずはプレゼンテーションの段階から企画していた「明・暗の...


宗友 実乃里 展|存在の証明|天プラ・セレクションVol.46
私の身体は「魂」で、造形は私の魂が宿る「肉体」です。 それらがひとつになることは私にとってごく自然なことなのです。 今自分が生きていて、その自分自身を表現すること。そのもの。 場を共有することで 親密な関係を持ちながらも判別される自己と他者。 今回の展示では...


小林 泰子 展|時のない森|天プラ・セレクションVol.43
私の作品は葉や枝、石などの身近にある自然の断片に、染色した糸を隙間なく巻いたものです。それらを複数制作し、集合させて一つの作品にしています。そして制作、展示をする上ではいつも空間を意識しています。この展示会場の第一印象は天井の高さでした。見上げるような作品を展示することは今...
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